摂津国平野郷で作られ、後に大坂酒の主流となった 大坂諸白「平野酒」の台頭は、15世紀末期といわれる。 醍醐の花見(1598年)の時に秀吉に献上された「平野酒」、 1617年刊行の「太閤記」の中で全国に名高い名酒として登場する。 以後、江戸前期に大坂酒が江戸で「下り酒」と言われ珍重されて、 樽廻船で大量に運ばれたが、「平野酒」は「大坂諸白」として好評を博した。
酵母 協会901 モロミ日数 22日 アルコール 15.9% 日本酒度 -2 酸度2.0
アミノ酸 2.4
甘くも辛くもなく、スルリと口に入ってくる口当たりの良さ、 口中に広がる華やかな香り、五味(甘酸辛渋苦)の調和のとれた 育ちの良い上品な旨み、そして最後に心地よい酸味が口中をスッキリさせて、 もう少しと催促するキレの良さ・・・。 美酒誕生。まさに言葉通りのお酒となって、平野郷の幻の名酒が復活。
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