メーカー品と一線を画す、りんごの栽培・収穫から蒸留・熟成に至るまで  農民自らが管理し、伝統を守って造られたアンジュジアールのカルバドスのご紹介です。  シードルを蒸留してブランデーを造った記録は1553年にみられます。  その5年後、スペインの無敵艦隊の軍艦「エル・カルヴァドール」が英国海軍を  攻める途中に嵐のために座礁し、そこがカルバドスの地名の由来と  されています。  日本でカルバドスの名前が知られるようになったのは、映画「凱旋門」で  あのイングリッドバーグマンが酒場でカルバトスを注文し、あおるシーンです。   このことは 折あるごとに語られます。        当時のカルバドスは荒々しい酒であったといわれています。   フランスは南と北では気候も違い、祖先や文化も異なります。  南のラテンはワインの中で育ち、北のノルマン人の子孫はリンゴのシードルで  育ってきたと言われています。  ノルマンディーの人々にとって一番身近な果物のリンゴは、生で食べたり  ジャムにしたり又、シードルやカルバドスを造り、それは生活や文化の中で  重要なものでした。    特に、農家ではすべて自家製で作っていました。  カルバドスは農民にとって、重労働を癒す酒として切ってもきれないものでした。  現在、カルバトスと言えば殆ど全てがカルバドスの専業メーカーからのもの  ですが、このAnge Giardカルバドスは違います。  Giard氏は農協の組合員で 数十の農家と付き合いがあり、農民が造った  自家製カルバドスを瓶詰めしています。 自家製カルバドスはその農家が、 昔から使っていたリンゴの圧縮機や 年代物の器具を使い、昔からの方法で 混じりっけなしのカルバドスを造っています。   主に、自家消費用であまり外に出ることはなく、 毎年作ってはいるものの、本業は酪農であったり 他の農作物であったり、副業でカルバドスを造っている場合が多く、 ごく限られた量しか造っていません。 違うファミリーのものでも Girard氏は、立場上、それぞれの農家のことを 良く知っており、又農家から直接その商品の話を聞き、詳細を裏ラベルに 記しています。 この農民のカルバドスに共通するのは、少量生産で伝統的な製法です。  味わいで共通するのは、古酒であっても非常にフルーティーでみずみずしい  アロマと洗練されてない素朴な味わいが特徴です。  これぞノルマンディーの風土が感じられる農民の酒、カルバドスの原点と  いえます。  このカルバドス、「うまく造られた」味わいの一般的なメーカーの甘く  やさしいカルバドスとは一線を画しています。  そこには、まさに、カルバドスがカルバドスであったノルマンディーの  土地・風土・農民が感じられる「カルバドスの原点」があります。  この商品、売れてしまったら2度と手に入らない商品です。  その意味ではシングルカスクの良質なレアなモルトと似ています。
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