蒸留所単体では契約などの諸事情でボトラーズからのリリースがほぼ皆無という人気蒸留所の原酒に、わずかな量(0.01%)の
他蒸留所の原酒を混ぜたもので、いわゆるティースプーンモルトと呼ばれるタイプのウイスキーになります。
厳密に言えばシングルモルトではありませんが、この比率ですとほぼ単体の原酒と味わいは遜色ないと言っていいでしょう。
今回ボトリングされたのはウェストポートとして市場にでている北ハイランドはテインにある超ビッグネームの蒸留所です。
銅製のロングネックスティルからフルーティで華やかなモルトが
生まれることで人気の高い蒸留所ですが、このボトルもマーマレードや桃を思わせる風味に、ほのかなスパイスが香りまた一味違ったテクスチャーを生み出しています。
モルトを良く表現しています。
ホグスヘッド熟成のこちらのボトル、総生産量はたったの194本。
良く見かけるあのオフィシャルボトルと飲み比べてみるのも、面白いと思います。