バーベイト社は、糖分の多い高品質の原料葡萄のみを厳選し、エストゥファによる伝統的な加熱方式を用いてマデイラワイン独特の風味を生み出すことに努めています。
酒精強化はエストゥファの前に行われ、3〜6ヶ月のそれを経て、さらに最低6ヶ月間静置された後、再びアルコール度数が18〜19度になるように調整されます。高級品は大きな倉庫の屋根の下にCANTEIRO(石室)と呼ばれる暖かい貯蔵場所を作ってゆっくり加熱熟成が行われます。
樽熟成はフレンチオークのみを使用します。3年で出荷される製品は、クーバという25,000リットル入りの大樽で、5〜10年のものは450リットルの樽で熟成します。熟成期間中は、年に一度、一つの樽から同質の古い樽へと樽を変えています。
<定評のあるブレンディング技術>
バーベイト社の自慢は、良質のヴィンテージワインを使用し、思い通りの品質に調整できるブレンド技法にあります。熟成200年近い非常に貴重なものを含む膨大な原酒ストックの中から、厳しく管理され、かつ、マデイラワイン協会の分析を経たヴィンテージマデイラを、絶妙なブレンディング技術で豊富にブレンドしていることもバーベイト社の製品の特長のひとつです。