輸入元担当者が、非常に珍しいブランデーを輸入してくれました。 それはスペインの最高級ブランデー「ルイス・フェリペ」。 シェリー酒にて加水調整された、とても個性的なブランデーです 輸入元担当者の話によりますと、スペインのバーテンに「スペインのベストブランデーは何か?」と問うと間違いなく「それは ルイス・フェリペだ」という返事がかえってきたそうです。 よく見ると、どのバルにも、一番上の棚には自慢げに飾られたルイス・フェリペの瓶があるそう。 そして、バルにて「ルイス・フェリペ」をオーダーすると、「日本人がルイス・フェリペを頼んだ」と 物珍しさもあってかそこに居たバーテン5人全員が挨拶に来たそうです。 ワインやシェリーが一杯100円~300円のバルで、このルイスフェリペは1杯3000円と破格の値段です。 グラスに注がれた瞬間に、シェリーオロロソの芳醇な香り、ベルベットのような滑らかな舌触り、口の中に広がるセミスウィートの味わいと、非常に印象的なフレーバーが広がったそうです。 わかりやすく表現すると、アルコール度数40%のシェリー、或いはブランデーに水ではなく、シェリーを加水して度数調整したお酒との事。 ゆっくり堪能した後、 飲み干して空になり下げられたブランデーグラスをバーテンダーたちが、順番に香りを嗅いで「香りだけでも充分楽しめるんだ」年配のバーテンダーがそう話したそうです。 このルイス・フェリペはソレラで造られた60年物のブランデーです。この貴重で伝統的なソレラを、現在の所有者であるルビオファミリーが手に入れたのは1893年のこと。 そのとき貯蔵所の中には、フランス王ルイ・フィリップⅠ世の息子、モンパンシエ公爵、アントワーヌ・ド・オルレアンらに予約されたルイス・フェリペ印の樽が残っていたそうです ときの王侯貴族にも愛された、キングオブブランデーの名にふさわしいルイス・フェリペ。 ぜひご堪能ください。 ちなみに、店主の私もテイスティングする機会がありました。 やはり香ばしい独特の香りがすごいです。そして飲み口はベルベットのように滑らか。60年熟物とは思えないほどマイルドで、かつ深みはそのままにあります。 今回は、非常に希少な75年、100年もの予約いたします 本国でも100年ものは滅多に見れない希少品です。ぜひこの機会にご賞味ください